2024.7.20
最近テレビ等で注目されている手軽に湿気を除去する方法として、「凍らせたペットボトル」を使う方法があります。この記事では、ペットボトルを凍らせたボトルが湿気除去に効果的な理由とその具体的な方法について解説します。
⚪︎凍らせたペットボトルで湿気除去できる理由
ペットボトルを凍らせて室内に置くと、以下のメカニズムで湿気を除去することができます。
1. 温度差による結露の発生
凍らせたペットボトルは氷点下の温度を持っています。
この冷たいペットボトルが室内に置かれると、室温よりもはるかに低い温度になります。
この温度差が湿気除去の鍵となります。
2. 露点の超過
室内の空気中には水蒸気が含まれていますが、冷たいペットボトルの表面に空気が触れると、その周囲の空気が急速に冷やされます。
空気が冷やされると、露点温度を下回り、水蒸気が液体の水に変わり始めます。この現象を結露と呼びます。
3. 湿気の除去
ペットボトルの表面に結露として水滴が形成されることで、室内の空気中の水蒸気量が減少します。
これにより、室内の湿度が低下し、結果として湿気が除去されます。
⚪︎凍らせたペットボトルを使った湿気除去の方法
1. ペットボトルを準備する
– 500mlや1リットルのペットボトルを用意し、水を8割程度まで入れます。
– キャップをしっかり閉めて冷凍庫に入れ、一晩凍らせます。
2. 凍ったペットボトルを設置する
– 凍ったペットボトルをタオルやトレーの上に置き、湿気が気になる部屋の中央や角に配置します。
– タオルやトレーは、結露で滴る水を吸収するために使います。
3. 効果を確認する
– ペットボトルの表面に水滴がついているのを確認します。
これは、空気中の水蒸気が結露している証拠です。
– ペットボトルが溶けて水になったら、再度冷凍して繰り返し使用できます。
ペットボトルを凍らせたボトルを使った湿気除去は、手軽で効果的な方法です。
結露の仕組みを利用して、室内の湿度を下げることができます。
涼しさも感じられるので、一石二鳥!お金もほとんどかからないので、ぜひお試しを!