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第1種換気システムで省エネになる?

2024.6.30

住宅や建物の快適性を保ちつつ、エネルギー消費を抑えるために様々な技術が活用されています。

その中でも注目されているのが、第1種換気システムです。

この第1種換気システムがどのように省エネになるのかについて解説します。

 

第1種換気システムとは?

第1種換気システムは、給気と排気の両方を機械的に行うシステムです。このシステムは、外気を強制的に取り入れる「給気」と、室内の空気を強制的に外に排出する「排気」の両方をファンなどの機械を使って行います。このため、自然換気や第3種換気システム(自然給気+機械排気)とは異なり、常に安定した換気量を確保することができます。

 

第1種換気システムが省エネになる理由

1. 熱交換器の利用
第1種換気システムの多くには、熱交換器が組み込まれています。これにより、排気する室内の温かい空気の熱を回収し、外から取り入れる冷たい空気を温めることができます。逆に夏場は、排気する冷たい空気の冷気を使って、外から取り入れる温かい空気を冷やすことができます。この熱交換により、暖房や冷房に必要なエネルギーを大幅に削減することが可能です。

2. 安定した換気量
第1種換気システムは機械的に給排気を行うため、外部の気象条件や建物の構造に影響されず、常に一定の換気量を保つことができます。これにより、必要以上の換気によるエネルギーの浪費を防ぐことができます。

3. フィルターによる空気清浄
第1種換気システムには、高性能なフィルターが装備されていることが多く、外気中のホコリや花粉、PM2.5などの微粒子を取り除くことができます。これにより、空調システムの効率が向上し、エネルギー消費を抑えることができます。

4. 湿度管理
熱交換器による温度調節と共に、湿度もある程度管理することができます。特に冬季には、室内の湿度を適度に保つことで、暖房の効率が向上し、快適な環境を維持するために必要なエネルギーを減少させることができます。

 

第1種換気システムは、熱交換器の活用、安定した換気量の確保、フィルターによる空気清浄、湿度管理といった多くの利点を持ち、これらが総合的にエネルギーの節約に寄与しています。特に、熱交換器による温度調節は暖房・冷房費の削減に大きな効果があり、結果として省エネにつながります。

シンプルノートヨコハマスタジオでは、第一種換気システムを採用しています。是非一度、体感しにお越しください。

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